必見!奈良で心臓ドック・心臓検査が受けられる病院リスト

心筋症

心臓ドックの検査で発見できる心臓病『心筋症』の原因・症状、放置した場合どうなるか等を掲載。主な精密検査の種類や治療についても解説しています。

心臓の病気・心筋症の種類や精密検査方法

心筋症とは、冠動脈や大動脈の異変を伴わずに心臓の筋肉そのものが異常を起こし心機能の低下をきたす病気です。その多くは原因不明であり「特発性心筋症」と呼ばれます

広義の意味で心筋症に含まれるものには、感染症、自己免疫疾患、代謝疾患、心筋炎、遺伝、アルコールなどがあり、明らかな原因が判明しているものは「二次性心筋症」と呼びます。

心筋症の原因については、多くの研究によって遺伝子やウイルス感染、免疫反応などが原因ではないかなど、少しずつ解明されてきてはいますが、以前不明のものがほとんどです。

「特発性心筋症」は、特徴別に以下のように分類されます。

  • 肥大型心筋症
  • 拡張型心筋症
  • 拘束型心筋症
  • 不整脈原性右室心筋症

さらに、近年日本で発見された「たこつぼ型心筋症」を加えることもあります。

それでは、それぞれの症状についてくわしく紹介していきましょう。

肥大型心筋症

心筋の厚みが増して、心臓の容量が小さくなります。

一度に送り出す血液の量が少なくなるため、階段の昇降や物を持ち上げるなどの簡単な動作でも苦しく感じるようになり、場合によっては失神を起こすことも。500人に一人が発症するよくある病気で、自覚症状が出にくいので病状の進行に気付かない場合もあります。

若いアスリートが突然の心停止を起こしたというニュースを聞いたことがあると思いますが、突然死のリスクも考えなければなりません。

病態が進行すると、拡張型心筋症様になることがあり、「拡張相肥大型心筋症」と呼ばれます。心房細動の合併が多い病気としても知られています。

拡張型心筋症

心室と心房の内腔容積増加を伴う心拡大と、心筋の収縮力が低下することで心機能が低下してしまう病気です。

血液を送り出す力が弱くなり、息苦しさを感じたり心臓に血栓ができやすくなるなどの症状が表れます。

進行すると肺に血が溜まりやすくなり、脳梗塞などの血栓が原因になる病気の併発や、不整脈による突然死、心不全等をもたらす恐れがあります。

初期段階では自覚しにくく、疲労感や倦怠感、軽い動作時に動悸を感じる程度なので、発見が遅れてしまうケースがあることも忘れてはなりません。

診断されてからの5年生存率は54%、10年生存率は36%と言われていましたが、近年治療の進歩により5年生存率が76%と改善しています。

拘束型心筋症

心筋全体が硬くなって心臓が膨張しにくくなる病気です。心臓に鉄分などが蓄積されたり、心筋が瘢痕組織に変化する等の症状がみられます。

慢性的な心不全を伴い、動悸や息切れを起こしやすくなります。

不整脈原性右室心筋症

右室心筋の線維が脂肪変性し、この部位の興奮の伝導遅延が起きて、心室頻拍など心室性不整脈の原因となる病気です。

たこつぼ型心筋症

過度のストレスなどによって左室心尖部が収縮しなくなり、左室が「たこつぼ」のような形に膨らみます。女性に発症することが多く、心筋梗塞と似た症状が表れます。

予後は良好なものが多いです。カテコラミンというホルモンとの関与が示唆されています。

【心筋症の検査方法】

心筋症は症状が出にくく、症状が出た時にはすでにかなり病状が進行していることが多いので、定期的な健診が重要です。

「肥大型心筋症」は、聴診や心電図検査で診断ができ、心臓超音波検査(心エコー検査)を受ければ病気の状態がさらによくわかります。

心臓超音波検査は、心臓の構造や心筋の動き具合、さらに弁膜の状態まで分かるので、この時点で、おおよその診断と治療方針が立てられるのです。

「拡張型心筋症」の場合は、心臓超音波検査や心臓カテーテル検査が必要です。

心臓カテーテル検査は、直径2mm程度のプラスチック管を下肢の血管から心臓に入れ、心臓の血管や心室腔に造影剤を入れて撮影。最後に耳かき半分ほど心臓の筋肉を切り取って、この筋肉の細胞に特殊な処置を施して調査すると、心筋の状態であったり、原因が特定できます。心不全症状の原因が心筋症であるのか、もしくは他の原因なのかという最終的な判断がこの検査で下されることになります。

また、放射性同位元素(RI)を用いる心筋シンチグラム検査というものもあり、心筋の代謝が分かるので、病気の進行度や治療の効き具合が判断できます。

その他に、採血検査、核医学検査、心筋生検等が必要に応じて追加されます。

【心筋症の治療法】

心筋症は、患者さんの数もあまり多くないので治療法が確立しておらず、厚労省によって特定疾患として難病指定されている病気です。

これまで、心筋症の治療は心臓移植しかないというのが一般的でしたが、近年、症状をかなり改善する薬や移植以外の手術、ペースメーカーなどの医療機器を用いた治療法が著しく進歩したため、必ずしも心臓移植をしなくても良くなってきました。

薬物治療では、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、利尿剤、ベータ遮断薬、ジギタリスが主に使用され、他にはカルシウム拮抗薬や、抗不整脈薬、抗凝固薬や、硝酸薬が用いられる場合があります。

心筋症に伴って不整脈の症状が出た場合は、薬物療法に加えて高周波カテーテルアブレーション、植え込み型除細動器(ICD)を使用することもあります。

薬物治療で改善がみられない時には、「肥大型心筋症」で心臓の出口の狭窄がうまくコントロールできない閉塞性肥大型心筋症の場合、カテーテルによる中隔枝塞栓術、外科手術、ペースメーカー植え込み術などが選択されます。

「拡張型心筋症」の治療で有名なものは「バチスタ手術」でしょう。正式には「左室縮小形成手術」と呼ばれ、直接肥大した心臓の左心房の3分の1程度を切除し心臓の形を整えます。

心臓移植と比べて優位な点も多いが、まだ最近確立されたばかりの手術のため、高いリスクを背負うことを覚悟しなくてはならない手術です。

【心筋症を発見!心臓ドックが受けられる奈良オススメの4病院】

チェック郡山青藍病院

  • 検査項目:採血、心電図、血圧脈波、冠動脈造影CT、心臓超音波
  • 料金:12,000円
  • 所在地:奈良県大和郡山市本庄町1-1

チェック宇陀市立病院

  • 検査項目:身長測定、体重測定、血圧、心臓超音波検査、胸部X線検査、心電図、尿検査、血液検査(末梢血液・中性脂肪・空腹時血糖・クレアチニン・GPT・CPK・HDLコレステロール・LDLコレステロール)、内科診察
  • 料金:20,000円
  • 所在地:奈良県宇陀市榛原萩原815番地

チェック沢井病院

  • 検査項目:基本ドック、負荷心電図、心臓エコー
  • 料金:不明
  • 所在地:奈良県奈良市船橋町8

チェック高井病院

  • 検査項目:一般ルーチン検査、心臓超音波検査、トレッドミル負荷心電図、24時間心電図、心筋シンチ検査、心血管CT検査、睡眠時無呼吸検査、血圧脈波検査など
  • 料金:不明
  • 所在地:奈良県天理市蔵之庄町461-2